泡沫世界の中に吼え
滅びた歯車は踊る
永遠の旋律を抜け笑う
ああ、十六方に星の瞬くのこの世界で
何を見て
何を知る
この星の行く末を案じる資格など
所詮人には無いのだと
連鎖し壊れるサイクルすらも
一種の運命円盤石の
その上でしか語れない
その上にしか世界はない
死を司る神々に
再生を歌う神々に
僕らは堕天使
それでも神の子だと
言い張り続ける無力な贖い
贖罪意識はただの偽善さ
破滅思想は自己顕示欲
終末論者も保険を掛けるさ
矛盾を咲かせて
この世界を埋め尽くすほど
僕は詠う
僕もそんな人の一部と理解しながら