蒼白い月の許
星々と軽やかな輪舞曲を
君はまた生きすぎる
終焉さえ僕は待つだろう

あの空で出会った君は
時間さえ留めずに
幻覚を囀る僕を観察していた

いつか儚く潰える時は
僕も君も置き去りのまま
狂気の夢を旅する僕は
命すら幻惑の泉に捧げるだろう
ただ焔に見えた君の横顔
僕は羽撃たく月へと鴉の羽で
硝子のように融けても
あの純粋な空の上
黒い翼で君と交わす口吻