シ ニ ツイテ

今日一日が終わって
眠りに付く時には絶対
明日の朝は目が覚めなくて
そのまま永遠になる事を覚悟している
明日死ぬならそれでもいい
でも自ら死には向かわない
いつものベッドの上で目を覚ましても
それはそれで幸せだし
きっとそう言う朝を幾度も繰り返して
気付けば何十年も経っていて
誰かを愛したり
誰かを守ったり
誰かの為に戦ったり
誰かを裏切ったり
それで
やっと覚悟の日が来た時に
自分の一生が
誰かの人生を幸せにした数が
台無しにした数よりも少なかったら
僕は笑って逝けるだろう