マツリバヤシ ト イタンシャ

ふと気付くと足元まで侵食していた絶望
渇望に突き動かされ
衝動のままに描いた異世界で
はにかんで揺れる音色
久しぶりに感じる綺麗な風
森を抜けて歩き出せば
ほらいつもの祭囃子が

年を経る度に見失った
大切だった幼い感情
今悪魔に望めるなら
もう一度純白の揺り篭まで

今響いてる…僕の中で祭囃子がほら近く
まだ戻れる
まだ辿れる
敷いたまま放置したあのレール
深く深く傷付いても
涙に暮れる日が幾度来ても
異端者のままの僕は
いつまでも誇りを忘れないだろう