マガッタ ジュウジカ

共振機が欲しい
世界はまだ赤黒いから
響かせてずっと遠くまで
腐った賛美歌を賛美する無頭児達に届くように

凍える秋の夜
星降る空に水面が弾けて
溢れた言葉はきっと僕にしか綴れないから
それが一番純粋な猿の進化形

腐臭のする十字架を捻じ曲げて貫いて
お前が吐いた言葉
お前の所在地を教えてくれ
手に持った戯言集を捨てたなら
少し座って議論をしよう
自分達の事を