ミカイ ノ サバク

黄金色の砂を拾い握り締め
見上げた空ぎらつく太陽
放物線描き消えた希望など
忘れてやるさ
今の絶望を抱いて

遠く揺れる町の陽炎に
唾を吐いて消してしまう
未来ごと
遥か進み行く
月の影を借りて
嘲けながらに迷い込んだ砂漠を

乾ききった未完の砂漠
僅かな雨 蒸気になって
辿り着く先それが何処かなど
気にはしない
それいいさ いつまでも

暗く包まれる世界を
深く沈んだ心に留め
命ごと

遥か進み行く
太陽の下を
苦しさの中答えを探して
壊れないでいる
未完の砂漠で
立ち尽くした時こそ
俺は死ぬだろう