壊れない世界で壊れかけてる
止まらない世界が俺を追いかける
疲れと悲しみをもっと恵んでくれ
喜びは儚き道化の幻想さ
堕ちゆく身体は
心もつれて奈落へ向かう
涙が枯れてる
世界の中に俺が無い
希望だけ明日だけ
見せてくれ
心まで侵食される前に
崩壊は時に甘美な
麻薬のようさ
俺だけの世界に俺の影は無い
口だけの未来を煙草で曇らせて
罪人が奏でる旋律響かせる
人々はそこに聖を見る
沈んだ世界に
緩やかな鼓動が鳴り響き
罪をさえ消し去り
俺の存在を際出たせる
希望だけ明日だけ
見せてくれ
心まで侵食された俺に
崩壊は時に堕落を
享受させる麻薬さ
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