ハルカナ トキ ノ ウタ

僕は僕でこの時に
全ての世界を知りたくて
だからここで歌うんだ
遥かな時が奏でるこの詩を

白い丘で立ち尽くす
命の意味など知らぬまま
凍える肌と焦げる心
今感じてるこの感情
それを表す言葉は知らない

空に浮かぶ紅き門
黄昏時の邂逅が
紅き鎖を創り出し
その呪縛を受け入れて

僕は夕陽に進みたくて
そして赤に染まりたくて
だから紅い海が見える丘で
ずっと座って居たい

時を変える暗き空
静寂の中の幻想が
僕の心を映し出し
一瞬の魔法をかけてくれて

僕は月を愛したくて
そして星と共に行きたくて
だから星と定めた君の傍
ずっと寄り添ってたい
僕は命を捨ててもいい
そして僕は鳥になって
僕はきっと風と共に
紅き門を潜って行く
いつか僕が帰るまで
世界がそのまま在るように
だから君は歌っていて
遥かな時が奏でるこの詩を

いつか僕は夢を描き
そしてそれを望むだろう
だからこの世界に逆らうよ
それが僕を殺してもいい

だから君は歌っていて
遥かな時が創ったこの詩を
そして君と鳥になって
二人で紅き門を越えて行く
暗い月の世界に辿り着くために
だから君は笑っていて
遥かな時が創ったこの詩と一緒に