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ほの暗い空が今日も僕らを支配している
指折り数える終わってからの日々
だけど僕らの指は二揃いしかないから
今日はいつまでたっても二十日目
終幕の虚空が全てを奪い
そして僕らは残された
それが僕の望んだ結末で
それが僕らの唯一の願い
確かにそう思っていた
うらぶれた路地に今日も僕らの影だけがある
何度も見詰め合って吐いたため息
呟く後悔の言葉は誰に対する懺悔で
僕らは本当は誰に謝る為に生きているんだろう
終幕の虚空が僕らに問うた
そして僕らの願いは満ち
そして世界は終幕を引いた
僕らはただ誰にも邪魔されず
愛し合いたかっただけ
不意に訪れた死は覚醒で
視界には白い人
終幕の虚空の残滓が
僕は再び瞳を閉じた
姿を見せた終幕の虚空
願いに少しの変更を願う僕は言う
終わらせたいのは僕自身
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