セカイ ケツボウショウ

把握出来ない何一つ
街も国もこの大地も
その概念が無いんだ
永遠とも感じる孤独感
世界の中に僕が居ない
否、世界に僕が入れない
日常生活は恙無く
しかし、僕と僕以外は違う
彼らが持っている世界の概念
不確かな形で
でもちゃんと存在している
それが何か説明できるだろうか
住んでいる場所―
単なる境界―
そんなもの見た事も無いくせに?
世界欠乏症
厄介な病は僕を問いかけ続ける
世界とは何か―
それは存在するのか―
答えなんて判るはずが無い
僕は哲学者じゃない
ただの狂人なんだ