サンガツ ノ アメ ハ サラソウジュ ヲ

また誰かが死んだだって
僕の番はまだみたい

どこかで響いた銃声が聞こえているのに
耳を塞いで意識を塞いで心を誤魔化して
遠い昔に落とし物をした僕達は
今日も当たり前のように生きていて
まだ自分の番が来ないようにって
ずっと前の誰かをみんなで突き落とすんだ

三月の雨は沙羅双樹を散らせました
四月の風がその花びらを運びました
夏の日差しにも雨を消すだけの力はないんです

また誰かが死んだだって
僕の番はもうすぐかな
また誰かを殺したんでしょ
貴方の番はもうすぐかな