マイノファント ニ ナガサレテ

砂塵に染まる山肌に
失う命は未知数の
削り取られる無言の魂
文明は殺人鬼と

瓦礫を臨む機械達
有り得ぬ命は未知数に
形も消せずに無言に佇み
文明とはなんぞやと

忘れ去られた月の夜
切り取られたその場所に
マイノファントが訪れる

マイノファントに流されて
いつかは砂塵と臨むモノ
マイノファントに流されて
声なき声を聞く夜に
マイノファントに流されて
語彙を探せぬ感情に
マイノファントと名を与え