マバタク セイカイ ランブ ノ マジュツシ

天界は果てなく荘厳の闇
天秤を傾ける魔術師の指
何度も空へと臨んだ故にか
地上の山は果てなく遠く
川は硝子管に満ちた水銀のよう
海の蒼さは何を化合した故か
地表は硫黄の色であり
木々の緑は黴の軌跡よ
顎に手を掛け思案は巡る
ここは恐らく空の果て
天界突き抜け行き過ぎた
世界の外にいるならば
瞬く星海泳いで見せよう
神話の彼らに逢いに行こう
乱舞の魔術師
世界を忘れ
踊り狂う暗闇の海