ハカナカイト ニ ノッテ

世界を見下ろす高揚感
ハカナカイトは月の下
眼下に星が煌めいて
僕は満悦
果てを目指して

柔らかなソファ
金属の冷たさは掌から
嘴は大気を切り裂き
ハカナカイトは突き進む

見上げた空に三角が
月を背負って見えたなら
ハカナカイトに手を振って
君から別れの手を振って
僕は何も言えないけれど
ハカナカイトのその上で
涙一筋流すから
ハカナカイトを濡らすから
ハカナカイトは止まらない
僕は果てまで飛んで行く
世界の果てまで飛んで行く
ハカナカイトに導かれ