オウゴン ノ ソラフネ

森に心を預けて
山に身体を浸して
神にこの魂を捧げて
見よ今にも月は紅を湛え
その円を神の台座とし
震えは恐怖ではないと

輝け黄金の空船よ
この魂を玉蜀黍の噴射にて
天へと送り捧げたまえ
かの白き鳥の元へ

虫に瞳を与えて
獣に臓腑を譲り
神にこの肉を捧げて
見よ今にも月は天頂に座し
その輝きは神の物
涙は慶びの示しだと

輝け黄金の空船よ
邪の形にて空へと向かい
闇の彼方を切り裂きたまえ
かの白き鳥の威光にて

羽ばたけ黄金の魂よ
古の船を駆り天を貫き
神と同じに飛翔したまえ
かの白き鳥の袂で