ツミ ノ ハイ

あなたが感じた罪の灰
この手に捧げて吟じましょう
命に果てはあるにせよ
心は夢幻の中にあり
身体は沈む蕩ける為に
廻り廻りし涅槃の輪廻
憚ることなど御座いましょうか
夕餉の薫りの如き香
これに惹かれる羽虫の私
孤独の蜜は無限に有れど
苦し辛しの不味きもの
拙き戯れ言立て並べ
この灰を雪の如く降らせませ
煉獄覆いし罪の灰
罪を隠しし罪の灰
雪に心を混ぜ込んで
夢見がち
夢見がち