ハテヘ ハテヘ

手を伸ばしても届かなくて
流れる街の灯 月を食らう
続いていく途の外れ
二つに割られた種を見つけ

潰されるともがいている
涙を流して
錆びていた鉄塔が夢さえも彩るのか

呟いた陰の中
古書を広げ
彩られた
創造に咲く花

首を持たぬその両手は
何を掴むため開いている
水が風を包み込んで
爽やかな空気 似合わないと

揺れ動くと叫んでる
つぶれてる喉で
蓬莱は遠くありボクはまだ黄泉の畔

呟いた生の中
土を噛んで
輝いてた空にある穴

このまま終わればいい
清純なまま
明日はいらない
だからこそ走れるのだ

呟いた果ての街
草の中で
揺れていたよ
瞳を持つ花
やがては朽ちていく
何もなくなると判っているさ
ただ壊れ還るだけ